第70回 早慶ヨット定期戦 9月25日-26日 葉山新港 主管校早稲田

第70回 早慶ヨット定期戦を迎えて
                           早稲田大学ヨット部部長
                                  近江幸治
 本年も、輝かしい伝統の早慶ヨット定期戦を無事に迎えることができました。この両大学によ
る戦いは、日本の大学ヨットレースを引っ張っていくレースであると同時に、そのレベルを示す
ものであります。
 この日のために、両大学のヨット部員は、冬の水温の冷たい時期から、激しい風雨の中、また
は炎天下での夏の海上で、全力を挙げて練習に励んできたことと思います。また、このことが早
慶戦の光輝ある1ページを新たに加えるものでもあります。
 最後に、ヨットレースは、役員・OBの皆様をはじめ、多くの方々のご支持・ご支援がなけれ
ば開催することができません。これらの方々に衷心より感謝を申し上げます。


                          慶應義塾体育会ヨット部長
                                  片山直也
 伝統ある早慶ヨット定期戦が、本年、記念すぺtき70回を迎えます。昭和10年(1935年)、前年
の秋頃からヨットの早慶戦をとの機運が盛り上がり,艇の確保、予算の捻出など様々な苦労を乗
り越えて、5月12日に横浜小港沖の海面で早慶各5艇が集い、輝かしい第1回ヨット早慶戦が行
われたと記録されています。
 何よりも、早慶両校ヨット部のこのライパル戦に掛ける意気込みが、両校のレベルアップの原
動力となり、ひいては、わが国の大学ヨット界の発展に大いに寄与してきたと確信致しております。
まずは、今日に至るまで、両校のヨット部の歴史を築いて来られた関係者の皆さんのご尽力
に心より敬意を表したいと思います。
 両校の部員諸君には、この定期戦を目指して,監督・コーチの指導の下、合宿所で寝食を共に
し、切磋琢磨しながら、懸命に練習に励んできたことでしょう。小泉信三・元慶應義塾長の「練
習八不可能ヲ可能ニスル」との言葉がございます。ヨット部に限らず、慶應義塾体育会は、この
言葉を支えに、日頃より厳しい練習に励んでおりますが、それは早稲田大学ヨット部におかれて
も同様でしょう。今年も、早慶戦という晴れの舞台で、日頃の真剣な錬磨の成果を遺憾なく発揮
して欲しいと思います。
 ここ数年、両校のレベルが格段にアップし、日本全国から早慶両校の戦いに注目が集まるよう
になってきました。両校の部員諸君には、いよいよ士気を高め、スポーツマンシップにあふれる
激しくかつ清々しいレースを期待したいと思います。今年の第70回早慶定期戦が、文字通り、大
学ヨット史に残る名勝負となることを確信しております。
 最後となりましたが、この定期戦の開催のために,両大学体育会、両校OB会の皆様をはじめ、
各界の多数の方々より暖かいご支援をいただきました。大会開催に先立って関係者の皆様に心よ
り御礼申し上げる次第です。

早慶戦の記録について
1)ヨット部50年史  「五十年の航跡」昭和59年(1984)刊行  P:376-P:396
・ ・・・ここに「早慶対抗ヨットレース」欄があります。

  昭和10年・第1回、横浜小港、・・・以後、昭和58年・第43回三戸浜まで
* *昭和18年の欄に「記述の乱れあり」
* 戦争中断は、昭和19年、20年 21年です。
* 戦後復活は、昭和22年、第10回から。
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*昭和39年の中断は「レース海面問題で合意ならず」  横浜港周辺埋め立て時期。
*昭和56,57年 中断は、「専門学校部員の出場資格問題で合意に達せず」
  「学園対抗で、学部対抗ではない。昔から学院も参加していた」が早稲田の主張。
2)「75年の航跡」2006年11月 刊行 〜〜〜2006年(三戸浜)までを記述〜〜〜〜
3)揺籃期の記述。
「50年の航跡」P;5〜P6  ここに慶応の先輩「平松栄一氏(三田ヨットクラブ会長)の記述がありま
す。

中略 「早慶戦というものの原点について考えてみた。

 
およそ大学というものは洋の東西を問わず,それぞれ固有の特色をもち永い伝統と歴史によ
って築かれた校風を有する。その校風或いは気風を慕って厳しい入試の難関を突破して入学し
た学生やOBは母校を愛すると共に誇りとしている。

 
特に早慶両校は私学の双肇として独自の建学精神をもち,各々自校を誇りとすると共に相手
校を尊敬し,好敵手として競技するときは,互いに母校の名誉をかけての一戦のために青春の
エネルギーを思う存分燃焼きせて練習に精進する。このとき選手部員の母校愛は一層高まり部
員たちの心と心を強く結びつける大きな絆となる。いよいよ競技となれば両校選手はフェアブ
レーの精神を以て正々堂々と全力を尽して戦い,競技が終れば,あとはお互いにその善戦を
讃え,良きライバルとして,また切磋琢磨し合った盟友としての親密の度を一層加え,杜会へ
出てからも友人としての交りが生涯続く。
 このことはスポーッの種類は異っても,どの早慶対抗競技にも言えることである。

 
第1回早慶ヨット競技は昭和10年に始められたがヨットを通じての早慶親交の萌芽は実にそ
れより数年前の昭和初年から既に見られる。」 中略

第1回は 昭和10年だが、その3年前、昭和7年8月21日に葉山で行った早慶学生のヨットのレースが発端(萌芽?)あったということです。その早稲田の学生のなかにはは小澤のほかラグビー部員たち数名
が居た。ですから早稲田ヨット部は1932年からの歴史があります。

4)慶応に世話になって始まった早慶戦
  昭和10年第1回はA級デインギー 5隻づつであったが、早稲田には3艇しかなかった。そこで慶応ヨット部から1艇、OB「三田ヨットクラブ」から1艇拝借して。5艇とした。 両校の友情の上に始まったエピソードである。
5)エピソードの数々
上記「50年の航跡」にたくさん記述があります。
                     
 ・・・・・米田晴二 記・・・・

早慶ヨット定期戦 第50回記念(1990年)に贈呈された優勝杯です
舵社会長 土肥勝由氏から贈呈されました
左より  野崎K、小田切K、舟岡W、杉井W 各氏
開会式
選手宣誓
本部船(稲魂号)の原田W OBと畠山監督
円陣を組む慶應チーム
艤装中の早稲田チーム
早稲田観覧艇の米田OB
早稲田S級艇(木内/小林艇)
早稲田S級艇
油壺から応援のげっこう号 (斉藤龍、並木会長、金刺、松島 各OB)
第日目

早稲田 470級
早稲田観覧艇 げっこう号
ご父兄も多数応援頂きました。
470級スタート風景
470級スタート後の競り合い
スナイプ級スタート風景
4年の古谷艇(S級)、今井艇(470級)
第1レースに続き第3レースもトップフィニッシュの木内/小林艇(S級)
ただいまより第70回早慶ヨット定期戦の閉会式をおこないます。
レース委員長 早稲田大学ヨット部OB 関口功志 氏挨拶

技術的にはどちらが勝っても良い本大会でしたが、僅差で早稲田が総合優勝
でした。 (470級 早稲田54、慶應55、スナイプ級 早稲田44、慶應61)

第二日目のタイムリミットなど不安定な海象があったとはいえ運営に不手際が
あったことは申し訳なかったです。
また、多くの両校OBの方々にご協力いただいたことを感謝いたします。

今後学生諸君は、関東インカレ、全日本インカレに向けて頑張ってください。



470級 1位 早稲田(今井部員)
スナイプ級表彰 1位 早稲田(木内部員)
総合優勝 早稲田(古谷主将) 
エール交換 早稲田大学校歌

両校の応援部から応援に来てくれました。
応援のOB、ご父兄方もご一緒に
慶應大学
校歌斉唱
懇親会にて

並木会長挨拶
今回はたまたま早稲田が勝ったのであって、慶應が勝ったかもしれなかった。
どちらが勝っても良いので、両校で関東インカレ、全日本インカレに向けて
自信をもって頑張って欲しい。
懇親会風景T 早慶の現役OBが入って
懇親会風景U
懇親会風景V
懇親会風景W
戸張女史K、大野OBK(レース副委員長)
早稲田女子チーム
(山口/谷口は国体長崎代表の為、欠席でした。)